ボトムスは、そんなにたくさんいらない。

ボトムスは、そんなにたくさんいらない。

僕はファッションが好きです。

仕事として長く関わってきましたし、今でも服を見ること、買うこと、そして日々の着こなしを考えることを楽しんでいます。

でも一方で、ファッションのために生きているわけではありません。

毎日違う着こなしをしたいわけでもないし、おしゃれをするために動きづらさを我慢したり、複雑なコーディネートを考えたりすることにも、それほど興味がありません。

着ていて心地がいいこと。動きやすいこと。あまり考えなくても、自然とスタイルが整うこと。今の僕にとっては、そういうことのほうがずっと大切です。

おそらくSoを見てくださっている30代、40代、50代のみなさんも、ファッションだけを考えて毎日を過ごしているわけではないと思います。

仕事があり、家庭があり、それぞれの趣味や楽しみがある。その中のひとつとしてファッションがある。

だからこそ、服に必要以上の時間やエネルギーを使わなくても、気持ちよく着られて、ちゃんと今の自分に馴染んでくれる。Soでは、そんな服を作りたいと考えています。

ボトムスは、意外と少なくていい

たとえばボトムス。ショップへ行けば、ものすごい数の選択肢があります。シルエットも素材も色も、本当にさまざまです。

もちろん、それ自体はファッションの楽しさでもあります。ただ、自分自身のリアルな生活を振り返ってみると、実際によく穿いているものは驚くほど限られています。

僕の場合、中心にあるのは黒のボトムスと、程よく色の落ちたグレー系のデニム。まずはこの2本。

そこに季節や気分によって、少しワイドなホワイト系のデニムを加えたり、ワーク感のあるオリーブのベイカーパンツを穿いたりする。実際のところ、それくらいあれば僕の日常はほとんど回ってしまいます。

たくさん持っていることと、着こなしが豊かになることは、必ずしも同じではないのだと思います。むしろ、自分にとって使いやすいものが分かってくると、少ない服でも迷わなくなる。

朝、クローゼットの前で考え込むことも減っていきます。

「増やさない」という考え方

Soも、基本的には同じ考え方で服を作っています。世の中には、すでに素晴らしいブランドがたくさんあります。

だからSoまで、あらゆる色、あらゆるシルエット、あらゆる種類の服を作る必要はないと思っています。

むしろ僕たちがやるべきなのは、絞ること。リアルな生活の中で本当に使うものは何なのか。何度も手に取りたくなるものは何なのか。

そこを考えながら、必要なものだけを残していく。そして数を絞る代わりに、一点一点には使いやすさがあり、今の空気感もほんの少し感じられる。

そのバランスを大切にしています。商品数を増やせば、選択肢は増えます。でも僕は、あえて増やしすぎないことも、Soを選んでくださる方へのひとつの敬意だと思っています。

「これくらいあれば、十分。」

そう思えるクローゼットを作るお手伝いができたら、僕としてはとても嬉しいです。

ちなみに僕自身、ボトムスの中で特に欠かせないのが、黒パンとグレーのデニム。

この2本はSoでも、自信を持って作っている定番です。

毎日の服をもう少しシンプルにしたい方には、ぜひ一度見ていただけたらと思います。

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